2022年の世界の原油生産量は5%以上回復し、過去の傾向を大幅に上回った。
2022年の世界の原油生産量は過去最高の5.4%増となり、2021年の増加率(1.6%増)や2010年から2019年の平均増加率(年率1.3%増)を大幅に上回った。これは、世界経済の成長とOPEC+の段階的な原油生産調整(5.8mb/dの生産調整が段階的に終了するまで、毎月0.4mb/dずつ増加)が背景にある。 世界的な原油生産の増加のほとんどは中東(13%増)、特にサウジアラビア(16%増)、アラブ首長国連邦(15%増)、クウェート(8.1%増)、およびイラン(制裁にもかかわらず5.9%増)で起きている。また、北米(米国で6.5%増、カナダで2.6%増)および中南米(3.9%増、ブラジルが3.9%増のためだが、メキシコでは横ばい)でも増加した。欧米の制裁にもかかわらず、ロシアの原油生産量は2.1%増を続けた。アフリカでは減少(1.6%減、ナイジェリアの生産が14%減少したため、アルジェリアの生産が11%増加したことで一部相殺された)、アジアでは減少(0.9%減、中国では2.7%増加したものの、インドネシア(7%減)、マレーシア(8.6%減)、タイ(19%減)では生産が減少した)。ヨーロッパでは減少が続いており(5.3%減)、ノルウェーでは4.1%減、英国では7.5%減となった。
EnerdataのGlobal Energy and Climate Trendsレポートは重要な統計であるグローバル・ストックテイクおよびウクライナの紛争による天然ガスの危機を分析している。
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