最終エネルギー消費に占める電力の割合は、2024年には21%(2010年比+3.3 pp)に若干増加しました。
2020年以降、世界の最終消費における電力の割合はわずかに増加し、2024年には21%に達しました。産業、家庭、サービスセクターで使用される電力の割合が増加し、さらに最近では電気自動車の発達により道路輸送でも使用されるようになったため、2010年以降3.3 pp(17.8%)増加しました。
2010年以降、アジアでは経済の電化が着実なペースで増加しており(2024年には+0.2 ppを含む+6 ppの24%)、これを牽引しているのは中国(2010年以降+8 ppで2024年には27%)、インド(+3.5 ppの16%)、インドネシア(+7 ppの15%)です。また、ベトナム(+8 ppの23%)、台湾(+7 ppの32%)、日本(+3 pp、2024年の+0.8 ppの31%を含む)、韓国(2010年以降+2 pp、2024年には約26%で安定)でも増加しています。ラテンアメリカ(2010年以降+4 pp、2024年にはチリとメキシコを中心に+0.6 ppの21%)、中東(2010年以降+2 ppの16%、特にアラブ首長国連邦とイラン)、アルジェリア、エジプトでも電化が進んでいます。
最終エネルギー消費に占める電力の割合は、北米では2024年に0.6 pp増加して23%(2010年以降+1 pp)に達しますが、欧州では停滞しています(2010年以降+1.5 pp、2024年には22%)。ただし、オランダ、ポルトガル、トルコでは顕著な増加が見られます。ドイツ、ロシア(2010年以降14%前後で安定)、オーストラリア(2010年以降23%前後)では電化率は安定しています。
最終消費に占める電力の割合は、大規模な水力資源の恩恵を受けているノルウェーとスウェーデンで特に高くなっています(それぞれ47%と33%)。
「世界エネルギー動向」(2025年版)は、重要なエネルギーデータに関する洞察を示しています。
当社は、これらの調査結果を長期的な気候目標に照らし合わせて考察しました。
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