精製石油製品の生産は減速し（2023年は+1.8%）、2010年～2019年の平均傾向に近づきました。

2023年には、精製石油製品の世界生産量は2年連続で減速し（+1.8%、2022年の成長率の半分）、2010年～2019年の年間1.3%の成長率に近づきました。
2023年初頭のゼロコロナ政策の終了による石油製品消費の急増により、中国の石油製品生産（+8.6%）が促進され、米国の生産量（2023年は安定）に追いつき、それぞれ世界の石油製品生産量の20%を占めるようになりました。精製製品の生産は、インド（+3.8%）、ロシア（+1.9%）、ブラジル（3.2%）、イラン（+2.6%）、クウェート（新しい大規模製油所のおかげで+28%）、カナダ（+3.9%）でも増加しました。
対照的に、サウジアラビアでは精製石油製品の生産が6%減少し、OECD諸国のほとんどでも減少しました：EUでは-2.2%（ドイツでは10%減）、日本では-6.4%、韓国では-0.5%。