2025年の世界の石油製品消費は約1%増加し、2010~2019年の平均的な伸び率に近い水準となりました。
2025年の石油製品消費は、米国を抜いて世界最大の石油消費国となった中国が牽引しました。中国では石油製品消費が約2%増加した一方、米国では横ばいでした。 両国では輸送部門におけるEVの導入が急速に進んでおり、石油製品需要の伸びを抑制する要因となっています。
石油製品消費は、欧州、南アフリカ、オーストラリアでは横ばいとなり、日本、韓国、メキシコ、サウジアラビアでは減少しました。
一方、インドでは輸送部門におけるバイオ燃料消費の増加を背景に、2010~2019年よりは緩やかなペースながら増加しました(+1%)。また、ロシア、カナダ、ブラジル、インドネシア、イランなど、多くの国でも引き続き増加しました。ナイジェリアでは、国内生産の拡大により石油製品需要が増加しました(+21%)。
世界経済の成長は危機以前のパターンに戻りつつありますが、気候目標の達成に向けては排出量の削減ペースが依然として十分ではありません。再生可能エネルギーが急増し、電力需要が加速する中でも、化石燃料は依然として中心的な地位を占めています。2025年のG20において、エネルギーと脱炭素化を取り巻く状況を変えつつある主な動向をご紹介します。
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